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平成29年9月21日公営企業会計決算審査特別委員会−09月21日-01号
平成29年9月21日一般会計決算審査特別委員会−09月21日-01号

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  1. 姫路市議会 2017-09-21
    平成29年9月21日公営企業会計決算審査特別委員会−09月21日-01号


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    平成29年9月21日公営企業会計決算審査特別委員会−09月21日-01号平成29年9月21日公営企業会計決算審査特別委員会 平成29年9月21日(木曜日) 公営企業会計決算審査特別委員会 第4委員会室 出席議員  三輪敏之妻鹿幸二常盤真功、竹尾浩司川島淳良有馬剛朗汐田浩二竹中隆一杉本博昭細野開廣森由紀子伊藤大典、酒上太造 開会                9時57分 都市局               9時57分 職員紹介 決算説明              9時59分 ・議案第134号 平成28年度姫路都市開発整備事業会計決算認定について 質疑               10時19分 ◆問   昨年の公営企業会計決算審査特別委員会において、霊苑や墓の使い方が変わっていく中、姫路西霊苑第2期の貸し付け予定どおりに開始して進めていくのかという質問に対して、貸し付け状況などをしっかりと見きわめた上で1年ほど状況を見ながら判断したいと答弁があったが、実際に平成28年度1年間状況を見て、姫路西霊苑名古山霊苑それぞれに残り区画があることに対して、今後どのように進めていくつもりなのか。 ◎答   墓地に関しては当初の考えよりも需要が減っていると認識している。名古山霊苑は大体年間30〜40区画平均して貸し出され、返還も考慮すると5年ほどでなくなると考えている。そうすると、片山霊園姫路西霊苑は、あわせて270区画程度残る。その時点で墓地のストックが200強になってしまうのは市としてよくないという思いから、姫路西霊苑は約478区画の第2期貸し付け予定しており、それに間に合うように整備をしていきたい。最終段階区画割り方整備については、工事に1年あれば十分なので、今の状況を見ながらタイミングを見て工事にかかりたい。 ◆要望   墓についてはこれから必要ないと言い切れるものでないと思うので、意見書監査委員が指摘しているように、墓地に対する考え方多様化を踏まえた、計画的な貸し付けを行うようにしてもらいたい。 ◆問 
     建設工事霊苑事業姫路西霊苑(第2期)造成工事(その2)は費用が約1億5,800万円だが、これは造成だけで仕上げ工事はまだなのか。 ◎答   そうである。造成までは完了していて、最後区画割り工事に関してはまだである。 ◆問   その費用幾らかかるのか。 ◎答   約9,400万円を想定している。 ◆問   名古山納骨堂事業について、どういう利用推移になっているのか。 ◎答   現在、3万体程度収容できるスペースがある。年間1,000体程度の申し込みがあり、今後ふえる可能性はあるが、現在の推移であれば30年間対応できる。 ◆問   墓地を求めず、納骨堂だけでよいという人がふえている。478区画を約1億円かけて工事することについては慎重にするべきで、時代の流れとしては、単純に霊苑事業をしていく時代は終えんを迎えていると思う。今後新たに整備するというのは、じっくりと観察すべきと思うがどうか。 ◎答   しっかりと需要を見きわめながら、仕上げ工事に関しては慎重に進めていきたい。 ◆問   書写薬師山、夕陽ケ丘で保存工事とあるが、何か事業として残っているのか。 ◎答   最初に都市開発整備事業会計団地造成をした場所で崩れたりしたところを補修等している。 ◆問   書写地区内法面対策工事とは具体的にどこか。 ◎答   書写住宅の西側ののり面である。もともと書写団地開発都市開発整備事業会計で始め、残置森林のような形で姫路市が持っている。 ◆問   姫路市が持っている土地が、そのあたりに残っているのか。 ◎答   そうである。 ◆問   それは開発ができない余剰地で残っているのか、開発をやっていないのか。 ◎答   開発ができない余剰地である。 ◆問   面積はどのくらいか。 ◎答   約2万2,000平方メートルである。 ◆問   現況はどうなっているのか。山林か。 ◎答   山林である。 ◆問   なぜ使いもしないのに、そのような広い面積土地を購入したのか。 ◎答   当該土地は急斜面であり、おそらく下のなだらかな土地開発する際に山の上まで所有権が及んでいるため購入し、どうしても開発できない部分について保存工事をして残置している状況であると思われる。 ◆問   土地を所有しているからといって都市開発整備事業会計でずっと管理していかなくてはならないのか。事業が終わっているものならば、管理がえ等整理する必要があるのではないのか。 ◎答   前向きに検討したい。 ◆問   例えば大きな災害があって土砂崩れなどで何億円と費用がかかった場合に、この会計で賄えるのか。その影響で、墓地の値段が上がったりするなど他の事業影響が出ることもある。事業が帰結しているのだから、いずれかの時期で会計処理財務処理をしていく方針を立てておく必要があると思う。  このような土地がどれくらいあるのか。 ◎答   山等は約6万平方メートルである。 ◆問   場所は何カ所あるのか。 ◎答   山林としてあるのは、豊富団地唐端住宅、六角、書写江鮒団地薬師山の6カ所である。 ◆意見   これらの土地利用できないということがはっきりわかっているのだから、財産処分をしていかなければ都市開発整備事業会計の性質上好ましくないと思う。 ◆問   住宅地事業安室が上がっているが、この事業はどのようなものなのか。 ◎答   (委員会中に資料配付)  市立安室幼稚園の跡地で、もともと管財課が1筆で売り出す予定であった。しかしその場合、場所柄マンションが建つ可能性が高く、周囲は低層な戸建て住宅が多いため、地元からマンションではなく戸建て住宅になるような形での展開を希望するという申し入れがあった。そのため、住宅区画として13区画を分譲として売り出す予定である。全体の事業費としては約2億円で整備をしたいと考えている。 ◆問   周囲に比べて区画が大きいように見えるが、どのような収支計画であるのか。 ◎答   事業計画上は、総収入として2億3,100万円、経費が2億円ということで、約3,000万円の収入予定している。 ◆問   1坪当たり幾らなのか。 ◎答   1平方メートル当たり11万円なので、1坪だと約35〜36万円である。 ◆問   区画が大きいので売れるかどうか不安があるが、問題ないのか。 ◎答   1区画当たりの金額が高いという課題はあるが、最近は車を1軒当たり2台持つなどのケースもあり、周囲民間業者との違いを出して売り切りたいと考えている。 ◆要望   工夫して、売れ残らないようにしてもらいたい。 ◆問   都市開発事業収益のうちの営業収益都市整備事業収益のうちの営業収益について、どちらも予算額に比べ減となっている。理由は土地売却収入の減とのことだが、具体的に何が売れなかったのか。 ◎答   都市開発事業収益については墓地貸し付け予定より少なかったためである。  都市整備事業収益については、コアゾーンCブロックの買い戻しを予定していたものが平成29年度にずれたためである。 ◆要望   今後子どもたちの世代が墓地を守っていくことに苦労する状況になると思う。少子化が進み、高齢者がふえるなど社会情勢が変わっていくので、これからどういう事業を進めていくかについて、これまで描いてきたプランを立ちどまって見直し、新たなものを加えていくなど、十分に考えてもらいたい。 ◆問   都市開発事業資本的支出不用額について、詳しく説明してもらいたい。 ◎答   姫路西霊苑造成工事最後仕上げを当初予定していたが、それを凍結するということで執行しなかったものと、造成工事落札額の減を足したものである。 ◆問   所有者が不明になる墓地が将来的に出てくると思うが、その際にはどう対応するのか。 ◎答   約3年前までは、御前山墓地造成した際に3年墓を建てないのであれば返還するという特約をつけていたので、名古山霊苑はそれまでは多く返還があった。それが終わり、約20区画返還されているので、それを見越して今後土地のあり方を考えていかなければいけないと思っている。  所有者不明という点については、今のところ相談はない。 ◆問   無縁になるような墓地は、おそらく相談されず、そのまま放置されると思う。今後出てくる可能性もあると思うが、その際には実際にどういう対応をするつもりなのか。 ◎答   名古山霊苑墓地貸し付けるまでは都市局で行っているが、実際の管理運営霊苑事務所で行っている。ただし、名古山霊苑では返還してもらうと、使用料の半額を返金するので、通常であれば墓地があると知っていれば、返還手続はされると思っている。相続人もおらず急遽亡くなってしまう場合はあるかもしれないが、相続人がいる場合は大体処理されるのではないかと思っている。 ◆問   返還の時には更地もあれば墓が建っているところもあるのか。 ◎答 
     更地にして返還してもらっている。 ◆問   3年間無縁墓地であれば、管理者が処分でき、新たに整備貸し付けるといった墓地もあるが、そういうものは市にはないのか。 ◎答   新規で行った御前山墓地に関しては先ほどの答弁のとおりであったが、それ以前のものについてはない。 ◆問   名古山霊苑については半分使用料が返るということで、返還率も非常によいが、今後整備する姫路西霊苑について、例えば1平方メートル当たりの単価を安くして、返還の際の使用料は返らないということはできるのか。 ◎答   要綱等を変える必要があるが、しようと思えば可能であると思う。ただ、使用料が返るという手続のため返還してもらえていることもあると思うので、名古山霊苑管理事務所も含めて運営仕方等を研究していきたい。 都市局終了            10時54分 下水道局             10時59分 職員紹介 決算説明             11時01分 ・議案第135号 平成28年度姫路下水道事業会計決算認定について 質疑               11時35分 ◆問   公共下水道事業について、水洗化していない人口が約1万2,000人いるが、この数をどう認識しているか。 ◎答   経済的な事情など、それぞれ個人的な事情はあると思うが、下水道局としては現地に出向いて、水洗化してもらえるように指導していきたい。 ◆問   約1万2,000人が未水洗化であるという問題に対して、今後のどのように取り組むのか。 ◎答   水洗化指導取り組みとして、平成28年度には、未水洗家屋実態調査として1,500世帯訪問水洗化指導を業務委託した。また、職員がみずから現地に赴き、約300世帯について指導をしている。 ◆要望   市民に衛生的な生活を送ってもらうためのベースになると認識しているので、今後も水洗化指導に取り組んでもらいたい。 ◆問   収益的支出について、具体的にどのように経費を削減したのか。 ◎答   処理水量そのものが減ったことに伴い経費が減っていることや、電力料金が下がったことなどがある。それにあわせて、我々の経費削減取り組みとして、道路や区画整理事業などの他事業とあわせた合併の入札工事施工により経費を削減している。また、電力入札を一部行い、経費削減につながっていると考えている。省電力の機器に更新していくことも行っているのでそういった効果もあらわれていると思っている。 ◆問   携帯電話の契約を安いプランにする、出先機関のテレビの台数を減らすといった、日常業務の中での経費削減取り組みはしているのか。 ◎答   入札委託料等について、支出が少なくなるよう日常的に取り組んでいる。また、今年度から非常用の衛星電話を取り入れようとしているが、一番安いプランで導入する試みを行っている。 ◆要望   いろいろと努力してもらっているが、改めてさらなる経費削減に努め、安定的な事業を進めていくようにしてもらいたい。 ◆問   水洗便所普及奨励事業執行率が14.6%ということだが、もともと何件の申し込みを想定して、何件の申し込みがあったのか。 ◎答   全体の接続申請が2,775件あり、そのうち6件の貸し付け申請があった。執行率が悪い原因は、水洗便所普及奨励のための現地訪問の聞き取りによると、多くの世帯収入が伸び悩んでいること、一般的な世帯でも下水道以外の出費で精いっぱいであること、高齢化社会による年金受給者の増加による経済的な要因が大きいものと考えている。また、無利子とはいえ預金で金利運用ができない現在、貸付金を借り入れてまで改造するメリットがないというのが現状である。 ◆問   予算の1,550万円はそもそも何件の貸し付けを想定しているのか。 ◎答   予算上は30件の申請があるものとして、措置している。30年度の予算要求の際には規模の縮小を考える必要があるかと思っている。他都市について調査したところ、我々と同様の傾向があり、貸し付け率についても0.5%前後で推移しているという状況を把握している。設備の施工業者を通じて啓発に努めていく。 ◆問   雨水対策について、雨水排水計画を一度見直したと思うが、その考え方について教えてもらいたい。 ◎答   平成25年に、今までは5年確率降雨、1時間当たり42.8ミリメートルの雨に対応していたものを、10年確率降雨、1時間当たり49.5ミリメートルに対応するようにした。市街化区域約1万ヘクタールについて、浸水頻度の高い順に毎年約1,500ヘクタールずつ見直しをしている。今年度を含めあと3年ほどかかる予定である。また、経営戦略平成27年度に作成し、今後10年間浸水対策事業だけで年平均20億円投資する予定である。 ◆問   昨今の雨の降り方を見ると、基準が見直されるのではないかと思う。水害対策公共事業として非常に大事であるので、年平均約20億円かけて約1,500ヘクタールずつ対策していくという計画も一度見直していく必要もあるのではと思うが、何か考えているか。 ◎答   現在、市街化区域整備割合は3分の1強である。10年確率降雨見直し整備し、対策のレベルを全体的に上げていきたいと思っている。したがって、見直しについては、10年確率降雨整備がある程度完了した後に検討したい。 ◆問   旧市街地合流式下水道のままであるが、分流式にする計画はあるのか。 ◎答   旧市街地合流区域分流区域に変えるわけではなく、現状の方式で、浸水対策事業の一環として対応していく予定である。優先順位を見ながら行っていきたい。 ◆要望   少しずつでも進めていってもらいたい。 ◆問   兵庫県の事業になるが、船場川の洪水調節施設整備について、完成すれば効果があるのか。また、進捗状況を知っているか。 ◎答   船場川に入り込んだ雨が堤防を越えないようにするための外水対策事業であり、事業を行うことで船場川の水位はかなり下がり、本市の行う内水対策事業にも効果があると思う。完成は今年度末とのことである。 ◆問   年間汚水量に対しての有収率幾らだったのか。  また、中核平均の約79%と比べると低いと思うが、主な原因である老朽管について、平成28年度はどのような対応実績があるのか。 ◎答   平成28年度の有収率公共下水道、コミュニティ・プラント、集落排水すべてをあわせて66.2%である。中核平均と比べ低い原因は、旧姫路市については昭和12年から事業を実施し、老朽化が進んでいるためである。老朽管調査を行い、その結果に基づいて管更生工事を行っており、平成27年度末までに管調査を95.3キロメートル、管更生を7キロメートル行った。また、平成28年度は管調査を11キロメートル、管更生を1.7キロメートル行った。傷み具合の大きいところから順に管更生を行っている。 ◆問   地下水使用による不明水について、昨年の本委員会質問があり、訪問調査を行い対応したと答弁があったが、この1年間で新たにそういった訪問調査を行ったのか。 ◎答   平成28年度も井戸水使用状況実態調査を実施している。井戸水利用が多い地域や同業者と比較して使用量の少ない事業所などを抽出し、一般住宅1,500戸、事業所で150社調査した。  結果として事業所のうち2社について井戸水使用を確認した。1社は下水に接続しておらず井戸水使用をやめていた。もう1社は揚水計の設置と使用開始時期にさかのぼり使用料約270万円を徴収することができた。 ◆問   監査委員より、技術系専門職員高齢化若手職員の不足が指摘されているが、どのように対応するつもりなのか。 ◎答   できるだけ技術系職員を育てていきたいと思っているが、毎年技術系職員の数は減っている。また、下水道局職員も3〜4年で異動となってしまっている。人事課に長く配置してもらえるよう引き続き要望したい。  また、事業は進めていかなくてはならないので、専門的知識が必要な工事について、民間組織に設計、施工、監理を委託し、実施する予定である。そこに職員も参画し技術を習得する予定である。 ◆要望   引き続き、安全安心に使える下水道事業に尽力してもらいたい。 ◆問   公共下水道事業経費充足率平成28年度は68.9%であり、目標値が80%であるため、今後下水道使用料値上げの必要があると思うが、どのように考えているのか。 ◎答   今年度、経費充足率80%を目標として下水道使用料平均9.8%値上げした。再度の値上げについては状況を見ながら4〜5年のサイクルで考えていきたい。 ◆問   下水道使用料徴収水道局に委託し、約3億200万円委託料を支払っているが、この根拠は何か。 ◎答   姫路水道事業管理者に権限を委任する規則に基づいて昭和59年に水道局下水道局協定を結んでいる。その協定に基づいて徴収を委託している。 ◆問   ドライブレコーダーを購入しているが、現在すべての公用車に搭載されているのか。 ◎答   管財課の所有する公用車と同様に、下水道局が所有する公用車にはすべて搭載されている。 下水道局終了           12時08分 協議事項             12時09分 ・現地視察について  9月22日(金)に姫路西霊苑を視察することに決定。 散会               12時10分...